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子育てコラム

楽しく離乳、幸福は口福から

こんにちは、私は、男鹿市乳幼児健診の栄養相談に携わり、いつもかわいい元気いっぱいの赤ちゃんとママにたくさんのパワーをいただいています。

食は「健康の源」であり生きることに直結しています。
私たちの体は食べたもので作られている以上「食が」健康を左右することは誰もが認めるものです。赤ちゃんは、唯一の栄養補給として最適の母乳やミルクでぐんぐん成長します。成長にしたがって、他の栄養をとることが必要となります。その一歩が離乳です。赤ちゃんの成長や発達を見ながら発育や体質、個性やその日の体調を見ながら、あせらずにゆったりとした気分で進めましょう。

離乳の開始は、生後5~6か月頃から約一年をかけて無理をせずに、母乳やミルク以外のたべものに慣れる大切な時期です。開始は、ひとさじから始め、のみ込み、舌ざわり、味に慣れゴックンとのみ込めるようになったら、7~8か月頃の舌でつぶして食べるモグモグ期、9~11か月頃はカミカミ期へと移行、カミカミ期が上手になりエネルギーと栄養素の大部分を食事からとれるようになったら離乳食の完了です。
初めての開始にあたり、不安、戸惑いはつきものですが元気で機嫌がよければ特別な心配はないです。赤ちゃんの個性にあわせて進めればいいので、あせる必要はありません。健診時には、偏食、小食、ばっかり食べ、むら食い、食べすぎ、食アレルギー、遊び食べ、手づかみ食べ、栄養バランス、便がかたい、メニューの作り方と味付け等々の相談があります。

離乳食の量や調理に神経質になりすぎていませんか?赤ちゃんは、いろいろな食材と出会っておいしさや味を覚え、また、一緒に食べる人がいることで多くのことを学びます。大人でも気分や体調で食欲にムラがあるので、赤ちゃんには無理じいは避け、楽しい食習慣を心がけましょう。
また、楽しい食事を通して赤ちゃんの情緒も豊かに育まれます。
「食」 という字は「人を良い」と書き「人を良くする」と読めますね。食べることにより、健康な体や性格も作られるとも言われています。

わが国は、飽食の時代となりいつでも食べたいものが食べられ恵まれている食環境にありますが、これとは、真反対に世界では、食糧難で命を落とすなど食に関する様々なことが聞かれます。

さて、2013年12月「和食」が「ユネスコ無形文化遺産」に登録され、世界中から和食への関心が高まり、お米、魚、野菜、海草、大豆中心の日本の伝統的な食文化が見直されています。乳幼児期からの食体験を通し、たべものを大切に、感謝しながらいただくなど「食」を繋げていくことが大切と痛感しています。

~規則正しい生活リズムとバランス食ですくすく大きくなるように~
自分の健康は自分で守れる子どもの成長をこれからも応援したいですね。

鎌田
鎌田
2017.02.01
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