家庭教育支援チーム
代表 秋山 協子
市の教育委員会から委嘱され発足から10年目を迎えようとしている家庭教育支援チームです。
地域の力で家庭や子どもを支えようと、子育て真最中のお母さん・子育て経験者のおばさんなど地域の多様なメンバー13人で構成されています。
子どもをもつ保護者や家族を対象に、地域のニーズや子どもとの関わり方等を学び、さらに情報の提供・語り合いの場として、仲間づくり・居場所づくりに努めています(託児つきです)。特に色々な場での「お茶っこサロン」は定着してきました。
お茶っこサロン~~~市内の幼稚園・保育園や市のPTA研修、大人が集う色々な場所に「お茶っこサロン」と称して出向き、一服のお茶を介し語らいの場にしています。
さりげないおしゃべりを聞きながら、「それでいいんだよ・・大丈夫だよ」の相づちや声掛けでお母さんの気持ちが軽くなることも多いです。
自分の思いを誰かに話したい、聞いてもらう相手がいることだけで不安は小さくなっています。
また、お母さん同士でのおしゃべりで、皆同じような事を悩んでいることを知り、仲間づくりのきっかけにもなっています。ちょっと先輩子育てママの経験や知恵が若い子育てママにとっては貴重な情報であり、人と人をつなぐ「お茶っこサロン」でもあります。
核家族が多くなり、地縁的つながりが希薄になっている今、約4割の保護者が子育てに不安や悩みを抱え、また2割の母親は相談相手がいないという調査・研究報告があります。
子どもの成長と共に親の抱える不安は尽きることありません。
例えば思春期の子どもとの関わり方やインターネット環境での不安などもあります。
その時々のニーズにあわせ親の学びの輪を広げたり、共に考えたりする機会に繋げ、関係機関との連携や地域の方々の協力で学習会を継続しています。
子育てしている仲間が地域にいないという現状もあり、母親をひとりぼっちにしないためにチーム員は情報提供や口コミで集いや学習会へお誘いなど大事にしています。
親の育ちが子どもの育ちとなり、特に母親がかしこく元気だと子どもは健やかに育つと信じています。
地域の大人が子どもを愛おしく思う心で、家庭や子どもを支え守り育てたいものです。家庭教育支援は地道な小さな活動の積み重ねです。
今年もチーム員として出来ることを無理せずに一歩一歩進みます。
関心のある方はご一緒しませんか。