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子育てコラム

子育てあるある、イライラ

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子どもと過ごしていると、大人の予定や計画は次々と中断されます。やりたいことが思い通りに進まないこと、それはとてもストレスです。そのストレスがイライラに変わり、つい子どもを怒ってしまう。

忙しい朝に子どもがコップの牛乳をこぼしてしまったら、服を着替えさせて床をふいて、また牛乳を飲ませなければいけない。もう家を出る時間なのに、子どもが「この服はいやだ。」と言い出したら、好きな服を選び直して着替えさせなければいけない。買い物に出かける車の中で子どもが「おしっこ」と言い出したら、近くのトイレを探さなければいけない。

「どうしてもっと注意して牛乳を飲まないの。」「服なんてどれでもいいでしょ。」「どうして出かける前にトイレを済ませないの。」・・・毎度、毎度のこととなると、神対応をすることができなくなり、つい怒ってしまう。しつけのために叱るのではなく、ただ感情をぶつけるだけ。親も人間ですから、感情が爆発してしまうこと、あって当然だと思います。・・・そして自己嫌悪。どこにでもありそうな話です。

子育て中は、自分の思い通りに進まないことの連続で、それがイライラと疲れの大きなもとになっているように思います。

だれも初めから父親、母親のレッスンをしているわけではないのに、子どもが生まれた瞬間から、その役割が始まります。そして、その役割をこなすことを当然に求められます。世の中のお父さん、お母さんはすごいなあと思います。

世界でもっとも愛おしいわが子、だからこそ思い通りにいかないときに悩み、怒りを感じ、ぶつけてしまうのでしょう。けれど、それは本気で子どもと向き合っている証であるように感じます。

子どもを怒りすぎてしまったとき、「ごめんね、いちばんに想っているよ、だいすき。」と伝え、子どもが安心できる場所を用意することを忘れずにいられたら、父親、母親としての役割がじゅうぶん果たせているのではないかと思います。

今津谷
今津谷
2018.09.01
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