子育てコラム

「あきた母乳育児をささえる会」ってどんな会?

以前2016年6月の子育てコラムで紹介していただいた「あきた母乳育児をささえる会」代表の新野と申します。おがっこネウボラ 子育てコラムでは毎月、様々な方のお話を興味深く読ませていただいております。ありがたいこの機会に、私たちの活動をお話させていただきます。

本会はすべての親子の幸せを願い、母乳育児の普及と推進を図りたいと考える人たちが集まり、2015年4月に発足し、まもなく5年目になろうとしております。事務局は秋田赤十字病院内に置いています。只今、会員数は120名を超え、医師、助産師、看護師、保健師、薬剤師、子育て中のママなどが、定期的に学習会や講演会、子育てフォーラムや子育て事業(すこやか秋田・ひなっこフェスティバルなど)への参画を行っています。

私は1980年代に助産師として働き始めました。その頃の秋田県人口は125万人を超え、出生数は年間約15000人でした。それから35年が経ち、県人口は97万人へ減少、出生数も5千人と激減し、平均寿命は6歳高くなりました。全国トップの予想を超えるスピードで少子高齢化が進んでいます。同時に学生時代に学んだこと、平成初期に自分が経験した出産、育児を取り巻く背景も大きく変わりました。家族や地域で子育てしていた時代から、まだ歩けない赤ちゃんがスマホを操作し画面に見入る姿(うちの2歳になる孫も・・・)やSNSを頼りそれにより孤立する母親の姿を多くみかける時代へと変わってきました。

2015年東北母乳フォーラムの講演で、小児科医 堺武男先生(さかいたけお赤ちゃんこどもクリニック院長:宮城県)は、「子育てにおいてはお母さんと赤ちゃんが見つめ合い、いつも安らかなこころを持ち続けることが大切。母乳を与える行為はその役割を果たすことができる。母乳育児はこころの育児である。」と話されております。これから医療者には母乳栄養の利点を伝えるだけでなく、母と児の愛着形成を促す関わりと環境づくりが求められています。支援においては母と子に寄り添い、困っていることは何かを見極め、がんばりを認めることが大切です。母乳より人工栄養が注目された昭和の時代を経て、母乳の良さが見直された平成の時代、母乳をあげたいと望む母が増えました。来たる時代は子育てする人が「できれば母乳」から「ぜひ母乳」と思えるような支援をしていきたいと考えています。

「あきた母乳育児をささえる会」では、医療者だけでなく、子育て中のパパ、ママ、おじいちゃん、おばあちゃん、これから子育てを経験する若い皆さん、様々な人を会員に迎え共に歩んでいきたいと考えています。関心のある方はぜひご参加ください。フェイスブックで情報発信をしております。

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