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子育てコラム

繋がって防ごう子どものSOS・あなたのSOS

毎日のように「しつけのつもり」での体罰・虐待で子どもたちが犠牲になっている事件が後を絶たない。報道されているのが氷山の一角だとしたら深刻なことで、他人事では済まされない。

核家族が増え、地域との関わりが希薄になるにつれ、日常的に世間話をする人が近所にいない家族も多くなっている。

子どもと関わったり世話をしたことのない人が親となる世代となった今、日常の頑張りを受け止めてくれる人や場がなければ、子育てや家庭教育に不安がつのり、不適切な養育になりかねない。

ひとりで育児を抱え込み自分の時間欲しさの育児放棄、職場でのストレスによる子どもへの暴力・暴言、子どもが言うことを聞かない、おねしょの失敗続きにカッとなってたたく等、不満や怒りのコントロールができないと言う。

しかし、親の精神的安定を図れれば予防できることもある。例えば、地域や職場で子どもや家庭の様子などをさりげなく話し合うことができれば、悩みや不安が自分だけでなくみんな同じと思え、先輩パパ・ママのちょっとしたアドバイスで気持ちが軽くなるだろう。

私たち家庭教育支援チームも人が集まる様々な場に「お茶っこサロン」と称して出向き、一杯のお茶を介し、「おしゃべり・話す」ことで見え隠れする小さな不安を受け止め、一緒に考えたり共感したり、ささやかな支援を細く長く続けて関わっていきたい。

誕生を喜び、健やかな育ちを願い、思いを込めて「命名」された愛おしい我が子である。
子どもは育てたように育つことを肝に銘じて。

秋山 協子
秋山 協子
2019.04.01
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