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子育てコラム

楽しみながら身近な防災訓練してみませんか? ~さんぽで防災~

思いもかけない災害だからこそ、事前の準備が大切なのは周知の事実です。ハザードマップを見るだけではなく、いざというときは慌てないように、自宅周辺にある避難所や避難場所までの避難経路などをしっかり確認しておくことが大切です。そこで、防災の視点で家の周りを散歩し災害の危険性を確認できる「さんぽで防災」を紹介します。

「さんぽで防災」をする際に確認しておきたいことは?

①自宅から避難所等まで、非常時持ち出し袋など避難用品を持って歩き、かかった時間を確認する(道路が冠水した際など、災害時は思った以上に時間がかかります)。②自宅から避難所等までの複数の経路を確認する(道路の冠水や地震による亀裂、家屋等倒壊などによる道路の遮断が考えられます)。③スマホなどで自宅から避難所等まで、平常時の経路を写真撮影しておく(道路が冠水した際、電柱やガードレールなど、目印があれば安全に移動できます)。

さんぽで防災の3つのポイント?

①「⾃宅から避難場所までの危険な場所を確かめよう︕」家族と散歩をしながら、避難場所までの道を歩いて確かめましょう。地震の時などに、電柱やブロック塀が倒れてくるかもしれない場所、ガラスや看板が落ちてくるかもしれない場所など、避難する時に危険かもしれない場所をあらかじめ調べておきましょう。②「避難グッズを持って移動できるか確かめよう︕」どのくらいの重さなら、背負って避難できるのかを確かめて、持っていくべきものの優先順位を決めましょう。例えば、明かりは⾸からかけたり、頭につけることが出来るものなど、いろいろ考えてみましょう。③遠回りの経路や、夜間でも避難できるか確かめておきましょう。

過去の教訓を活かす ~東日本大震災で命を救った早足散歩習慣~
岩手県にある保育園では、約30分後には建物全体が跡形もなくなるほどの大津波に見舞われながらも、子どもたち、職員、約100人全員が無事に避難を完了したそうです。この保育園は、月一の避難訓練だけでなく、ふだんの「早足散歩」(行きは早足、帰りはゆっくり歩く)を通して、津波のときの避難予定場所までのルートや所要時間を探ったりしていました。それによって、子どもがどのくらいのスピードで移動できるのか、他にルートはないのか、天候や季節による避難路のコンディションのちがいなどもチェックしていたのです。

短時間でも運動効果が上がるインターバル速歩とは?

早歩きは、その最速のスピードの70%、『きつい』と『ややきつい』の間くらいの速さです。ゆっくり歩きは、普段の散歩程度の速さ。早歩きを5分行ったら、ゆっくり歩きを5分行います。これを3回繰り返すと、早歩きが合計15分、ゆっくり歩きが合計15分になります。この30分のウォーキングがインターバル速歩です」これを週に数回続けるだけで、太ももの筋力が1割以上増加すると報告されています。

コロナウイルスの感染拡大には「三つの密」を避けて「stay home」が最も有効な対処であると指摘されています。運動不足とストレスによる健康への二次被害を避けるためにも、僅かな時間でも「さんぽ×防災」で防災と運動不足解消してみてはいかがでしょうか。

日本赤十字秋田短期大学 講師 及川真一
日本赤十字秋田短期大学 講師 及川真一
2021.10.01
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