私はみんなの性教育のために、性教育をしたくて、性教育を仕事としている武石です。
普段は赤ちゃん訪問、母乳ケア訪問、乳児健診などのお仕事もしているのですが、メインは?と聞かれたら性教育!そのために助産師になりましたし、去年はコロナの影響を逆手に取り、オンラインで思春期保健相談士、性教育認定講師も取得しました。
例年なら計9日間東京にいかなければ取得できない資格でしたので、出産後の私にとってまたとないチャンスでした。
去年は妊娠出産もあり性教育もセーブしておりましたが、私の住む大潟村では一昨年の12月から計7回も性教育で講演させていただきました。
ビックリですよね。
1回目は小学6年生の保護者プレゼンツで子ども達が中学校に行く前に知っておいてもらいたいことを詰め込んだ内容にしました。
2回目は保健センター主催で未就学児向けのおうち性教育。
3回目は中学校1年生へいのちの教室。
4回目は小学校PTA主催の保護者向け性教育講座。
5回目は小学校4年生へいのちの教室。
6回目は公民館主催で家庭教育学級での小中高保護者向け体験型性教育。
7回目は中学校3年生へ性感染症メインの授業。
その中でも6回目の体験型性教育は自画自賛な大好評企画でした。まずは出会いに乾杯!から始まりまして、その乾杯がまさかの性感染症の広がりを体験する実験だったりして。
まさかの広がり方にじゃあどうしたら防げるのかをみんなで考え、コンドームに行き着きます。職業柄いろいろなコンドームのスポンサーを受けることができ、それを使った装着体験をします。実は子どもに言う前に親が使い方やコンドームということにすら壁を感じています。親がまずコンドームと慣れ親しんでもらおうと言う企画です。
ある会長の武勇伝だったり、大学生のコンドーム失敗談を挟みながらワイワイ行うことができました。コンドームってエロでもなんでもなくて、薬機法に定められた管理医療機器なんです。とても厳しいチェックなどを通った医療機器なのです。
だから、正しい使い方を知ることが大切で、事前の練習も大切。練習無くして本番は迎えられません。それは男性だけではなく女性もです。日本の避妊法はコンドームか低容量ピル、IUDしかありません。男性主体のコンドームが大半を占めており、女性は全てお任せすればいいというのはもう時代遅れなんです。
コンドームソムリエAIさんという現役養護教諭がオンラインでコンドーム解説をしてくれるのですが、その方の名言がこちら「今日つける?つけない?」ではなくて「今日はどれつける?」といってトランプのように広げてパートナーと対等に話せるのが理想だと。
私も激しく同意します。そのくらい相手と対等な関係でお互いの体や避妊について話せるというのが令和の形になってくれたらなと思いました。
コンドームも100種類以上あり、特徴もさまざま。
俺ゴムアレルギーなんだ!俺サイズなくてさ〜という輩をギャフンと言わせる→実際は言いません。そんなキラーワード、ゴムアレルギー用コンドームなど体験ワークもあります。
寅年はエンジン全開で性教育講座を今年より多く引き受けますので、機会がありましたら聞いてみてくださいね。
子育てコラム
家庭教育学級で性教育
2022.03.01