子育てコラム

子育てのおまじない

お久しぶりです。1年ぶりの登場、特別支援教育アドバイザーの船木祐子です。

新型コロナウイルスの3回目のワクチン接種も終わり、4回目の話も聞かれるようになりました。新規感染者の数は減少傾向にありますが、このまま終息に向かってくれるのでしょうか。それでもマスク生活は、もうしばらく続きそうです。世界に目を転じると、ロシアのウクライナ侵攻、目を覆いたくなるような現実。そしてガソリンの高騰や様々な物の値上げ、気持ちが暗くなることばかりです。それでも日々の家事や育児は、変わらずに繰り返し続いていく日常・・・。

日常と言えば、すでに退職し、朝早く出かける必要もなくなっている我が夫は、NHKの「朝ドラ」を見ることが毎朝の日課になっています。毎日お仕事で忙しい皆さんは、なかなかゆっくり見る事は出来ないかもしれがませんが、今回は、そんな「朝ドラ」から、少し話をしたいと思います。3月まで放送されていた前作、「カムカムエブリバディ」。このドラマの中で、度々登場した、「おいしいあんこを作るおまじない」。これを聞いたときに、「おやこれは、子育てのおまじない?」と思いました。さて、どんなおまじないかというと...。


小豆の声を聞け。時計に頼るな。目を離すな。
何をしてほしいか、小豆が教えてくれる。
食べる人の幸せそうな顔を思い浮かべて。
おいしゅうなれ。おいしゅうなれ。
その気持ちが小豆にのり移る。
うんとおいしゅうなってくれる
甘いあんこが出来上がる。


なぜこれが子育て?と思うかもしれませんが、「小豆・食べる人」を「我が子」に変換。「おいしゅうなれ」のところは、親の願い、例えば「大きくなれ。たくましい子になれ。賢い子になれ。やさしい子になれ。」等々。その時々の親の思いを入れてみてください。

我が子の話に耳を傾け、育児書やネットの情報にたよらず、常に我が子に目を向け、真摯に向き合い、我が子の幸せを願い、こんな子になってほしい、こんな大人になってほしい。という親の願いを伝え続ける。 

とは言っても相手に自分の思いを素直に伝えることは、意外に難しいものです。親子や夫婦、家族の間では、なおさらかもしれません。子どものことを思っているからこそ、ついつい厳しい言葉や否定的な言葉になってしまう。愛しているからこそ心配で怒ってしまう。そんなつもりで言ったのではないのに・・・。と思うことは、よくある事です。

そんな時には、自分の本音は?本当はどうしてほしいの?どうなったらうれしいのか、書き出してみてはいかがでしょうか。自分の意外な気持ちに気づく事もあるかもしれません。たまには、相手に手紙を書いて渡すのも良いかもしれませんね。

親が子どもにしてあげられることは、我が子がいつか大人になって自立し、自分の人生を歩んでいく時のために必要な準備を整えてあげること。

子どもの人生は、子ども自身のもの。どんなに願っても決して親が変わってあげることはできません。

最近、私が子どもにしてあげる事といったら、年に数回、季節の物や好みの物に一言手紙を添えて、段ボールにつめこんで送ることぐらい。

子どもは、いつか必ず、親から巣立っていきます。「その人生がどうか幸せであれ」 と祈るとこしかできない。夫と二人暮らしになった今では、つくづくそう思います。

日々の生活に追われ、くたくたに疲れている、お父さん、お母さん。離れていてもあなたの幸せを心から願っている人が、きっといるはず...です。

特別教育支援アドバイザー 船木祐子
特別教育支援アドバイザー 船木祐子
2022.07.13
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