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子育てコラム

4人の父の「ひとり言」

皆さん、こんにちは。年子(としご)と双子(ふたご)の4人の父をしております。
わたくし事ですが、たわいもない会話の中で「子どもが4人います。」とお話すると皆さん驚かれる印象があります。それって、こどもが多くて手がかかるから?年子だから?双子だから?経済的に?さまざまな事を想像させられます。
確かに、わたしの経験上、1人目が生まれ、2人目は年子、3人目・4人目は双子と、家族が増えるたびに体力的・精神的・経済的負担が大きくなっていった印象があります。加えて、わたしの子育て時期は、父親の育児参加の普及率はかなり低かったように感じますし、私自身、4人とも乳幼児健診には一度も行ったことがありません。わたしの負担なんて小さなもの。妻の負担が相当大きかったことを今になって感じております。妻の子育てへの奮闘に感謝してもしきれません。
現代は、社会的にも子育てに関しての認識が変わってきているように感じています。妊婦健診や乳幼児健診への父親の同伴率が高くなっていますし、妊娠・出産・子育ての専門家を配置した相談窓口等による精神的支援、保育料や医療費の無償化による経済的支援。また、令和6年4月1日には「こども家庭庁」が設置されることとなっており、国や地域・社会全体での子育て支援の取り組み強化がうかがえます。
しかしながら、まだまだ子育て世帯の多くは不安を抱えているのではないでしょうか。お住まいの地域環境や家族間のかかわり方、現代ならではの多種多様な問題がそれぞれのご家庭にあることが想像できます。誰もが多かれ少なかれ、子育てが大変と思う時期は必ずあるものです。

【4人の父のひとり言】
「子育てが大変な時は、誰かを頼ったら!?」

おじいちゃんやおばあちゃん・親戚の方でもかまいませんし、学校や保育園の先生、子育て支援員や行政の窓口、友人などなど、夫婦で抱え込まずに頼ってみてはいかがでしょうか。時代の変化とともに、子育てへの悩みや問題は変わってきていますが、今も昔も変わらない最も有効な解決方法のひとつが「誰かに頼る・助けてもらう。」ではないでしょうか。
わが家では、この様なことがありました。雪が降る寒さの厳しい冬のある日、小学1年生だった長女が学校から帰宅すると家には誰もいなく鍵がかかっていて家に入れません。日ごろから、何か(地震等)あったら、「○〇ちゃん(近所の長女の同級生)のお家に助けてもらいなさい。」と伝えていたので、機転を利かせて〇〇ちゃんの家に行ったようです。わが娘立派(笑)。仕事終わりの時間に妻の携帯に、事の経緯の説明があったそうです。〇〇ちゃんのお家には、緊急時にお願いすることなど一言も伝えていないのに・・・。申し訳なさと、ありがたさの気持ちが今でも忘れられません。
わが家の子育ては、祖父・祖母を頼るのはあたりまえ、県外の叔父や叔母にもこども達だけでお世話になったり、学校や部活の送迎を友人から協力いただいたり、行政手続きで分からないことがあれば、相談窓口にすぐ電話する。頼れるところは全て頼ってきました。ちなみに、大学の奨学金は子育て支援の多子世帯枠。面識のない電話対応してくれた担当者が教えてくれました。そんな制度があるなんて知らなかった!!
人を頼るって、意外に難しいことかもしれません。ですが、大変な時は遠慮せずに頼ってみてはいかがですか。周囲の人に頼りづらい時は、行政機関に頼ってみてはいかがでしょうか。そのために存在する機関です!!
たくさんの方々が関わってくれることにより、親だけでなく、こどもにとってもよい影響を与えてくれます。身体的・精神的・経済的リフレッシュにより気持ちに余裕が生まれ、こどもに優しく向き合える景色が想像できると思いませんか。
社会や地域全体で、遠慮なく頼り頼られる子育てができたらいいなと思う今日この頃です。

子育て支援課 山本忠明
子育て支援課 山本忠明
2023.02.13
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